月刊誌リジョイス 聖書日課 2018年3月30日(金)

ヨハネ18章1節-19章37節 真理とは何か

そこでピラトが、「それでは、やはり王なのか」と言うと、イエスはお答えになった。「わたしが王だとは、あなたが言っていることです。…真理に属する人は皆、わたしの声を聞く。」ピラトは言った。「真理とは何か。」(ヨハネ18:37-38)

 大祭司カイアファは主イエスを尋問した後に、ローマの総督ピラトのもとに主イエスを連れて行きました。ユダヤ人には人を死刑にする権限がなかったからです。そこでピラトが主イエスを尋問することになりました。ユダヤ人は主イエスがユダヤ人の王を自称したと訴えます。

 ピラトは主イエスを尋問します。そこで、主は「わたしの国はこの世に属していない」と答えられました。ピラトは「それでは、やはり王なのか」と質問を重ねます。主イエスはローマ人が考える地上の王ではありません。そうではなく、真理について証しをするために来たと言われます。この処刑の直前においても主イエスはご自身を証しし、ピラトに伝道をされました。

 しかし、ピラトは、その言葉の重みを受け止め切れません。「真理とは何か」と問いましたが、もうそれ以上に聞くことはありませんでした。

 主イエスはかつて「わたしは道であり、真理であり、命である」と言われました。命の道を開く方は主イエスだけです。そのために主イエスは十字架の道に向かわれるのです。そこに主イエスの真理があります。

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