月刊誌リジョイス 聖書日課 2018年4月10日(火)

創世記33-34章 神による兄弟の再会と和解

ヤコブはそれから、先頭に進み出て、兄のもとに着くまでに七度地にひれ伏した。エサウは走って来てヤコブを迎え、抱き締め、首を抱えて口づけし、共に泣いた。(創世記33:3-4)

 ヤコブは、兄エサウとの再会のとき、兄が4百人の者を引き連れて来るのを見て、とても緊張したと思います。ヤコブは兄のもとに着くまでに七度地にひれ伏し、へりくだった姿勢で臨みました。エサウは走って来てヤコブを迎え、抱きしめ、首を抱えて口づけし、共に泣きました。兄弟は和解へと導かれたのです。エサウは長子の特権については、自分のものではないことをすでに認めていたのでしょう。

 「兄上のお顔は、わたしには神の御顔のように見えます。このわたしを温かく迎えてくださったのですから」と、ヤコブは言っています(10節)。彼はかつて自分を憎んでいた兄エサウが、自分の予想を超えて温かく迎えるように変わったことに、神が自分に温かく関わってくださっていることが反映されていると見ています。

 ヤコブは兄との再会に緊張しつつ備えて来ましたが、主ご自身がエサウにも働きかけ、すべてを整えてくださったのです。神は私たちを温かく扱ってくださっています。その恵みは相手にも及んでいくのです。

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