月刊誌リジョイス 聖書日課 2018年5月13日(日)

ヨハネ14章15-21節 ペンテコステ(2)みなしごではない

「わたしは、あなたがたをみなしごにはしておかない。あなたがたのところに戻って来る。しばらくすると、世はもうわたしを見なくなるが、あなたがたはわたしを見る。わたしが生きているので、あなたがたも生きることになる。」(ヨハネ14:18-19)

 主イエスは、「わたしは、あなたがたをみなしごにはしておかない」と約束されます。

 聖霊が降って、福音宣教へと遣わされた初代教会は、四方八方から迫害を受けて、確かに「みなしご」のような存在でした。しかし、この世的には「みなしご」のようであっても、その「みなしご」には天の御父がおられます。主イエスは、「父は別の弁護者を遣わして、永遠にあなたがたと一緒にいるようにしてくださる」と約束されました(16節)。「別の弁護者」である聖霊によって、永遠に一緒にいてくださるのです。

 この世に遣わされた私たちは、確かに「みなしご」のような孤独を感じることがあるでしょう。「キリスト・イエスに結ばれて信心深く生きようとする人は皆、迫害を受け」るからです(2テモ3章12節)。しかし、その現実の中でキリストの御言葉が立ち上がります。主イエスの約束は真実なのです。

 地上でどんなことが起ころうとも、キリストが共におられること、私たちが「みなしご」ではなく、「神の家族」であることが、聖霊によって保証されています。それがペンテコステの出来事なのです。

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