月刊誌リジョイス 聖書日課 2018年6月 2日(土)

イザヤ59章 神の介入による救い

これは、わたしが彼らと結ぶ契約であると
主は言われる。
あなたの上にあるわたしの霊
あなたの口においたわたしの言葉は
あなたの口からも、あなたの子孫の口からも
あなたの子孫の子孫の口からも
今も、そしてとこしえに
離れることはない、と主は言われる。(イザヤ59:21)

 神と神の民の破れた関係を描いている最後の部分に入ります。救いを妨げているものは、神の側にあるのではなく、神の民が反省せず、神を畏れないことにあります。罪は個人的なことにとどまらず、社会生活にも影響を及ぼして、正義も真実もない世の中にしてしまいます。指導者がそうであれば、国全体がそうなってしまいます。

 使徒パウロは、7節、8節に描かれている状況を全人類に拡大してローマの信徒への手紙で引用しています(3章15〜17節参照)。イザヤ書の本来の文脈では、国や社会に蔓延している罪と不正義を指摘することが目的です。その中にいると、どんなに光を求めても、かなわぬ夢に終わってしまいます。

 それゆえ、神自らが救いのために身を乗り出されるのです。もっとも強い神が、その力強い御手をもって臨まれ、自ら救い主となられます。一歩も引かず、強く介入なさいます。

 悔いて砕かれた魂に対して、神は今も身を乗り出してくださいます。神の霊と御言葉が常に共にあるようにしてくださるのです。これが神の約束であり、保証です。

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