月刊誌リジョイス 聖書日課 2018年6月12日(火)

テトス1章 長老の資格

あなたをクレタに残してきたのは、わたしが指示しておいたように、残っている仕事を整理し、町ごとに長老たちを立ててもらうためです。(テトス1:5)

 パウロはテトスをクレタ島に残し、町ごとに長老を立てるよう命じています。

 私たち「日本キリスト改革派教会」も、長老が教会を治める働きを担います。長老は会員の選挙で選ばれます。教会に牧師を招く場合も同様に選挙で選ばれます。そして選挙の結果を、私たちは「示された神のご意志」と受け止めます。

 しかし、パウロが6節から9節で示しているような厳しい基準を求められたなら、果たして適格者がいるでしょうか。まして家族のことまで問われるとしたら、本当に立つ瀬がない!と思う人が多いのではないでしょうか。

 私たちは皆「土の器」ですから、牧師も長老も、神の赦しと助けがなければその働きを全うすることはできません。私たちはそのことを覚えた上で、選ばれた者は少しでもこの基準に近づく努力をし、選んだ者たちは祈りをもって支える、ということが必要でしょう。

 欠けを批判するのではなく、補い支え合いながら、キリストの教会を愛し、建て上げていく努力が一人一人に求められています。

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