月刊誌リジョイス 聖書日課 2018年7月 9日(月)

ローマ9章 神のはからい

このように、神は御自分が憐れみたいと思う者を憐れみ、かたくなにしたいと思う者をかたくなにされるのです。(ローマ9:18)

 パウロは異邦人伝道のために召された人でした。そのパウロが目の当たりにしていたのは、異邦人たちがキリストを信じ、受け入れている一方で、イスラエル人たちが福音を拒んでいるという現実でした。神の選びの民がキリストを拒絶するなどということがなぜ起こるのか。これは深刻な問いであったのです。

 人間の思いを越えた神の御心、人の意志や努力によらない神の自由な恵みを知ろうとするなら、人間的な考えから離れなければなりません。つまり、神の言葉に聞くほかはありません。この事柄について、聖書は何と言っているでしょうか。

 神はくすしいご計画により、あえて選びの民をかたくなにされたのです。キリストを十字架につけたことは、もちろんイスラエルの罪です。しかし、もしもイスラエルがキリストを十字架につけなかったとしたら、人類を罪と死の支配から解き放つ神の救いの御業が成し遂げられることはありませんでした。神の大いなる憐れみが世に示されることはなかったのです。神は私たちの思いを越えて、しかし確かに、私たちに憐れみを与えてくださるお方です。

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