月刊誌リジョイス 聖書日課 2018年7月18日(水)

出エジプト1-2章 変化を求める神

そのころ、ヨセフのことを知らない新しい王が出てエジプトを支配し、国民に警告した。(出エジプト1:8-9)

 私たちは変化を恐れています。だから、きょうも昨日と同じような日になればよいのにと思って新しい日を始めようとします。明日もきょうのような日が続けばよいと願って寝床に入ります。それは毎日幸せを実感している人だけが考えることではないかと、反論するかもしれません。しかし、私たちは、たとえ不都合な毎日を送っていたとしても、変化するより現状を維持することのほうが安全だと考えてしまいます。変化には勇気が必要だからです。

 イスラエルの民はエジプトでの生活にすっかり慣れ親しんでいました。エジプトで変わらない毎日を送れるなら、それにこしたことはないと思っていたのです。しかし、彼らの願いを打ち砕く出来事が発生します。ヨセフのことを知らない新しい王の出現です。このため、イスラエルの民はこれまで通りの生活をすることができなくなっていきます。彼らは変化しなければならなくなりました。そして、それは同時にイスラエルの民に変化を求める神の御業でもあったのです。

 神は、きょうを生きる私たちをも変えてくださるでしょう。

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