月刊誌リジョイス 聖書日課 2018年7月20日(金)

出エジプト4章 神を見るのか自分を見るのか

モーセは、なおも言った。「ああ主よ。どうぞ、だれかほかの人を見つけてお遣わしください。」(出エジプト4:13)

 自分を顧みることを忘れる人は同じような失敗を繰り返します。ですから私たちが人生で自分を見つめることは大切なことかもしれません。しかし、もし私たちが自分ばかりを見つめて毎日を生活していたらどうなってしまうでしょうか。

 日本のキリスト教思想家として有名な内村鑑三も、若かりし頃、弱い自分を見つめることで絶望した毎日を送っていました。その内村にアマースト大学の学長だったシーリーは語りました。「君は自分ばかりを見つめているからいけない。十字架に掛けられた救い主を見上げて生きなさい」。

 モーセはイスラエルの民を導くリーダーとして神に選ばれながらも、その召しに応えようとしませんでした。それは彼が自分だけを見つめていたからです。

 私たちはきょう、何を見つめて生きようとしているのでしょうか。失敗だらけの自分の過去や自分の弱さだけを見つめて絶望していないでしょうか。私たちも自分だけを見つめることを止めて、十字架の主を仰ぎ望むなら、人生を生きる新しい勇気が与えられるはずなのです。

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