群衆が主イエスの後を追ってきていました。そこは人里離れた場所であり、夕食の時刻が近づいていました。「それぞれが自分で村へ食べ物を買いに行くために群衆を解散させてください」と、弟子たちはもっともな提案をしました。すると主は言われました。「行かせることはない。あなたがたが彼らに食べる物を与えなさい」。これを聞いて弟子たちがどんなに困惑したか、想像に難くありません。女と子どもを別にして男が5千人ほどいたからです。「ここにはパン5つと魚2匹しかありません」。絶望的ともいえる叫びをあげました。持っているものの乏しさにだけ目を留めていたからです。「あなたがたが彼らに食べる物を与えなさい。」…「ここにはパン5つと魚2匹しかありません。」イエスは、「それをここに持って来なさい」と言い…5つのパンと2匹の魚を取り、天を仰いで賛美の祈りを唱え、パンを裂いて弟子たちにお渡しになった。弟子たちはそのパンを群衆に与えた。(マタイ14:16-19)