月刊誌リジョイス 聖書日課 2018年8月10日(金)

ローマ11章 国と力と栄えとは

ああ、神の富と知恵と知識のなんと深いことか。だれが、神の定めを究め尽くし、神の道を理解し尽くせよう。
「いったいだれが…。」
すべてのものは、神から出て、神によって保たれ、神に向かっているのです。栄光が神に永遠にありますように、アーメン。(ローマ11:33-36)

 ローマの信徒への手紙の中で、パウロは神の民イスラエルの歴史を異邦人の救いと関係させて語ります。

 神はまずイスラエルをご自身の選びの民とされましたが、彼らは約束の救いを拒んだため、代わりに異邦人が救いに入れられました。そのようにして神が異邦人を救ったことでユダヤ人に「ねたみ」を起こさせ、彼らをも救いに招こうとされたのです(11章11節)。

 異邦人、ユダヤ人にかかわらず、人は皆、神の前に不従順であり、救いは血筋や行いではなく、ただ神の憐れみによります。神から遠いはずの異邦人が救われることに、パウロは神のご計画の究めがたさを覚えます。と同時に、彼は自分が救いに入れられている事実に驚きます。ユダヤ人である彼はかつて神の恵みの福音を正面から否定したからです。私たちも自分の救いの根拠を見つめる時、神の憐れみに賛美があふれます。「栄光が神に永遠にありますように」と。

 「国と力と栄えとは限りなく汝のもの」。祈りの根拠は、神が一切の力と支配を持っておられることにあります。私たちは主の祈りを神への賛美で結びます。

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