月刊誌リジョイス 聖書日課 2018年8月15日(水)

出エジプト18章 主の恵みを喜ぶ異邦人

主が彼らを救い出されたことを語り聞かせると、エトロは、主がイスラエルをエジプト人の手から救い出し、彼らに恵みを与えられたことを喜んで、言った。「主をたたえよ、主はあなたたちをエジプト人の手から、ファラオの手から救い出された。」(出エジプト18:8-10)

 モーセは若い頃、エジプトから逃亡してミディアンの地にたどり着くと、その地の祭司エトロのもとに留まり、その娘ツィポラと結婚しました。主がイスラエルの人びとをエジプトから導き出された後、エトロは家に戻っていたツィポラと2人の息子をモーセのもとに連れてきました。主がイスラエルを救い出されたことをモーセが語ると、エトロは主をほめたたえます。

 ミディアン人はイスラエル人にとって異邦人であり、後にイスラエル人は彼らの仕打ちに対して報復さえしています(民31章)。そのミディアン人エトロが、ここではモーセの話を聞いて、主をほめたたえます。エトロはモーセに貴重な助言も与えています。

 民族としては敵であっても、その中に主をたたえ、主の民に助言さえ与える者がいる。この事実は、主の救いが全世界を対象とすることを指し示しています。

 忘れてならないのは、モーセがエトロに、主があらゆる困難からイスラエルを救い出されたことを語り聞かせた点です。異教徒に主の救いを語り聞かせることによって、主の民が起こされ、賛美が生まれます。

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