月刊誌リジョイス 聖書日課 2018年9月 2日(日)

マタイ16章21-28節 己を捨て主に従う

「わたしについて来たい者は、自分を捨て、自分の十字架を背負って、わたしに従いなさい。自分の命を救いたいと思う者は、それを失うが、わたしのために命を失う者は、それを得る。」(マタイ16:24-25)

 ペトロは、「あなたはメシア、生ける神の子です」と信仰を言い表したにもかかわらず、神の子である主イエスが地上に来られた使命を十分に理解していませんでした。主イエスがこれから起こるご自身の十字架と復活について告知されると、人間の思いで「主よ、とんでもないことです。そんなことがあってはなりません」と言ってしまいました。

 ペトロの言葉は、主イエスには、あの荒れ野のサタンの試みの再来と思われました。「サタン、引き下がれ、お前は神のことを思わず、人間のことを思っている」と叱責して、主イエスは弟子たちに言われました。「わたしの弟子として従うなら、己を捨て、わたしと共に十字架を背負って歩きなさい。どのような時にもわたしへの信頼を持ち続けなさい。そうすれば、終わりの裁きの時に、それぞれの信仰のあり様に従って、主なる神は報いてくださる」と。

 私たちは、ついつい自分の思いで主のご意志から離れ、心の内の誘惑に負けそうになります。しかし、主イエスは私たちの弱さをご存知で、叱責し、励ましてくださいます。終末の希望の中で信仰を守り続けていきたいものです。

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