月刊誌リジョイス 聖書日課 2018年9月16日(日)

マタイ18章21-35節 たがいに赦しあいましょう

「あなたがたの1人1人が、心から兄弟を赦さないなら、わたしの天の父もあなたがたに同じようになさるであろう。」(マタイ18:35)

 罪を犯した兄弟を赦すのは7回までですかとペトロが尋ねると、主イエスは完全数である7の70倍つまり無限に赦しなさいとおっしゃり、たとえを用いて説明されました。

 ある王が借金の返済を家来たちに求めました。途方もない高額を借りた家来は返すことができませんでした。王が家族も持ち物も全部処分して返すように命じると、彼が待ってほしいと懇願したので、王は憐れみをもって借金を帳消しにしました。ところが、その家来は赦された額と比べるなら微々たる額を彼から借金していた仲間を、返済ができないことを理由に、無情にも投獄しました。それを知った王は、その家来が借金を返済するまで牢獄につなぐことにしました。

 神の御前では、私たちはその無情な家来と同じです。多くの罪の負債を抱えて身動きができない私たちを、主イエスは愛し憐れみ、罪を赦してくださいました。しかし、私たちは、周りの人たちの罪を赦すことができない心の歪みを抱えています。兄弟の些細な罪を責めながら、己の目に突き刺さっている丸太に気づかない自らの愚かさを反省させられます。

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