月刊誌リジョイス 聖書日課 2018年10月 6日(土)

詩編15編 主の問いかけ

主よ、どのような人が、あなたの幕屋に宿り
聖なる山に住むことができるのでしょうか。(詩編15:1)

 この詩編は、問いかけで始まります。エルサレム神殿に集う人びとに対して、主なる神がどのようなことを求めておられるのかを思い巡らし、信仰を吟味するための問いかけとして用いられていたようです。今でいえば、どのような人が教会の礼拝にあずかるのにふさわしいか、という問いかけになるでしょう。

 その答えは「それは、完全な道を歩き、正しいことを行う人」から始まる2節以降に記されます。ここで挙げられている個々の内容は、要約するとよきわざ、よき生活に関する事柄と言えます。

 注目したいのは、神殿礼拝に関する歌であるにも関わらず、献げ物や儀式に関することがひとことも触れられていないことです。ここで言及されているのは、その人が置かれている生活の場において、とりわけ隣人との関わりの中で、主の栄光をあらわす生き方についてです。

 主は、礼拝にあずかろうとする私たちに対して、それまでにどのような日々を過ごしてきたかを問われます。主は、それぞれが遣わされている場で、神と隣人に仕えて生きることを求めておられます。

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