月刊誌リジョイス 聖書日課 2018年10月26日(金)

エレミヤ3-4章 悔い改めへの招き

背信の女イスラエルよ、立ち帰れと
主は言われる。
わたしはお前に怒りの顔を向けない。
わたしは慈しみ深く
とこしえに怒り続ける者ではないと
主は言われる。
ただ、お前の犯した罪を認めよ。(エレミヤ3:12-13)

 神との契約を蔑ろにしたイスラエルの罪は「姦淫」と言われます。夫である主を捨てて偶像に過ぎない他の神々に心を傾けたからです。北イスラエル王国がアッシリアによって滅ぼされたのは、繰り返し「立ち帰れ」と呼びかけられたにもかかわらず、耳を傾けようとしなかったイスラエルに対して、神がついに離縁状を渡したことを意味しました。

 それを傍で見ていた南ユダの人々には罪を悔い改めるチャンスがあったはずです。しかしユダもまたイスラエルと同じ轍を踏み、行いを改めようとはしませんでした。

 罪を認めず、悪を重ねても平気な人間の狡さは、神の憐れみを試すかのようにこう言ってはばかりません。「主はいつまでも憤り、限りなく怒り続けるだろうか」と(5節)。

 「立ち帰れ」と呼びかけ続ける神は報われないようですが、わが子であり妻である民に対する熱情が失われることはありません。困難の中で御言葉を語る預言者を通じて、やがてはご自分でエルサレムを回復し、民を一つにする未来を明らかにされます。

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