月刊誌リジョイス 聖書日課 2018年11月12日(月)

エレミヤ24章 真心をもって神に帰る

わたしは、わたしが主であることを知る心を彼らに与える。彼らはわたしの民となり、わたしは彼らの神となる。彼らは真心をもってわたしのもとへ帰って来る。(エレミヤ24:7)

 中東の特産物であるいちじくは、ぶどうやオリーブとあわせて、イスラエルを象徴します。エレミヤは良いいちじくと悪いいちじくを選り分けた二つの籠が神殿に供えられているのを見て、神の言葉を受け取ります。

 いちじくの入った籠はそれぞれ民の命運を表しています。エレミヤが語った通り、バビロンへ捕囚に連れ去られた民は神の憐れみを受けて生き残り、御言葉に逆らって捕囚を拒んだ民は土地から滅ぼされることになります。未来は神の裁きを謹んで受けるか否かにかかっています。

 捕囚の罰を受けた民には回復の希望が与えられます。彼らもまた主なる神の名を軽んじた者たちです。けれども、神の憐れみが注がれるときには、彼らはいかに汚れていようとも「良いいちじく」とみなしていただけます。再び神を正しく知る心も与えられます。一度破られた契約も、そうして再び回復されます。神は恵みとして、民の帰還をゆるされるのです。

 こうして、真心から神に立ち帰ること、また、神に仕える喜びは、神の選びと憐れみによる恵みの賜物です。

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