月刊誌リジョイス 聖書日課 2018年11月17日(土)

エレミヤ26章 救いへの招き

「主がわたしを遣わされ、お前たちが聞いたすべての言葉をこの神殿とこの都に対して預言させられたのだ。今こそ、お前たちは自分の道と行いを正し、お前たちの神、主の声に聞き従わねばならない。主はこのように告げられた災いを思い直されるかもしれない。(エレミヤ26:12-13)

 エレミヤは主から託された言葉を忠実に語る人でした。聞き手も忠実にその言葉に耳を傾けるべきでした。けれども、祭司も預言者たちも、エレミヤの語る言葉に耳を貸そうとしません。そればかりかエレミヤを捕らえて死刑に処するようにと求めます。その理由は、都エルサレムに敵対する預言をしたからでした。しかし、エレミヤの語る預言を、敵対的であるとしか聞くことができない彼らの心に二つの問題があります。

 一つは、罪が蔓延していても、それを感じることができない鈍感さです。そのために、神の怒りを理解できず、エレミヤの言葉を敵対的な言葉としか受け取れません。

 第二に、預言が語られる意図を聞き違えています。主の御心は、都を滅ぼすことにあるのではなく、民が悔い改めて主に立ち帰ることにありました。神の言葉の中に、神の恵みと憐れみとを聞き取らなければ、神に立ち帰ることはできません。

 罪人である人間は、多かれ少なかれ、これらの問題を抱えています。しかし、神は忍耐強く語ってくださいます。その御言葉の中に救いへの招きを見出す人は幸いです。

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