月刊誌リジョイス 聖書日課 2018年11月27日(火)

詩編22編 主こそわたしの神

主は貧しい人の苦しみを
決して侮らず、さげすまれません。
御顔を隠すことなく
助けを求める叫びを聞いてくださいます。(詩編22:25)

 「わたしの神よ、わたしの神よ、なぜわたしをお見捨てになるのか」(2節)。詩人は周りの誰からも見捨てられ、罵声を浴び、絶望のどん底に落とされました。詩人は「わたしの神」に訴えるも応答がありません。それでも神が先祖を救い(5、6節)、自分を生まれる前から育んでくださったことを思い起こし(11節)、信頼を失わず、呼びかけ続けます。13節以下で詩人の苦難は極限に達し、「主よ、あなただけはわたしを遠く離れないでください」と叫び求めます(20節以下)。

 そこから口調が変わり、神賛美が始まります。主が貧しい人の苦しみを決して侮らず、助けを求める叫びを聞いてくださる神であることを確信したからです。

 新約聖書はこの詩編を十字架上のキリストに重ねました。そして世の人びとと同等、いやそれ以上の苦難を味わい乗り越えたキリストこそ最も適切にわたしを慰め、苦難から助け出す救い主であると示します。

 キリスト者には慰め主である聖霊が注がれ、どのようなときも主を「アッバ、父よ」と呼ぶことが許されるのです。

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