月刊誌リジョイス 聖書日課 2019年1月14日(月)

民数記25-26章 わたしが民に抱く熱情

「祭司アロンの孫で、エルアザルの子であるピネハスは、わたしがイスラエルの人々に抱く熱情と同じ熱情によって彼らに対するわたしの怒りを去らせた。それでわたしは、わたしの熱情をもってイスラエルの人々を絶ち滅ぼすことはしなかった。」(民数記25:11)

 神は、神の民イスラエルに呪いをかけようとするモアブの王の試みをしりぞけて、呪いを祝福へと変えられました。そして、約束の地は目前にありました。ところが、それを阻もうとする真の敵が現れます。それは、モアブの娘たちに従って持ち込まれた偶像崇拝です。

 このとき、祭司アロンの孫のピネハスが槍を手に取り、背信した民を突き刺しました。それゆえ、主は、ピネハスが永遠の祭司職の契約にあずかると宣言されます。それは彼が、神がイスラエルの人びとに抱く熱情と同じ熱情によって民を誘惑の危機から救ったからでした。

 このピネハスと同じような熱情を主イエスも神殿で表されました。主イエスが神殿の境内から両替人や商売人を追い出されたとき、弟子たちは「あなたの家を思う熱意がわたしを食い尽くす」と書いてあることを思い出しました(ヨハ2章17節)。

 神に愛されながらも同じような熱情をもてず、誘惑に弱い私たちです。私たちが神の約束にあずかる者とされているのは、同じ熱情をもって執り成してくださる祭司イエスのゆえなのです。

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