月刊誌リジョイス 聖書日課 2019年3月 4日(月)

申命記5章 間に立って

わたしはそのとき、主とあなたたちの間に立って主の言葉を告げた。あなたたちが火を恐れて山に登らなかったからである。
主は言われた。
「わたしは主、あなたの神、あなたをエジプトの国、奴隷の家から導き出した神である。」(申命記5:5-6)

 申命記の主人公はもちろん神です。この神のもとで大切な役割を担っているのはモーセです。

 モーセは、神の言葉を取り次ぐ者、預言者です。この意味で、モーセはイエス・キリストを指し示すひな型なのです。モーセはまた、神と人との仲保者です。神と人との「間に立って」いる者です。今、神と人との「間に立って」おられるのはイエス・キリストです。

 「これ以上、我々の神、主の御声を聞くならば、死んでしまいます」(25節)。こう叫びをあげるほど、主の御言葉を聞くということは、罪ある人間には恐ろしいことでした。しかし、もうその恐ろしさはありません。何故なら、罪を贖ってくださったイエス・キリストが、預言者であり仲保者だからです。

 「こういうわけで、キリストは新しい契約の仲介者なのです。それは、最初の契約の下で犯された罪の贖いとして、キリストが死んでくださったので、召された者たちが、既に約束されている永遠の財産を受け継ぐためにほかなりません」(ヘブ9章15節)。

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