月刊誌リジョイス 聖書日課 2019年3月 8日(金)

申命記9章 とりなしの祈り

主に祈って言った。
「主なる神よ、あなたが大いなる御業をもって救い出し、力強い御手をもってエジプトから導き出された、あなたの嗣業の民を滅ぼさないでください。あなたの僕、アブラハム、イサク、ヤコブを思い起こし、この民のかたくなさと逆らいと罪に御顔を向けないでください。(申命記9:26-27)

 今日の箇所は、モーセのとりなしの祈りの一部です。このモーセのとりなしの祈りは、キリストのとりなしのひな型なのです。

 神の民イスラエルのかたくなさ、驚くべき罪の深さがこの章に表されています。神の民が、偶像礼拝に陥ったのです。しかも、今日も生きている律法、十戒を授かっている最中にです。モーセは激しく怒り、十戒の2枚の板を、たたき割りました。神が「御自分の宝の民とされた」(7章6節)イスラエルが、驚くべき罪の深さを露呈したからです。しかし、その民のためにモーセはとりなしの祈りを献げました。

 私たちはどうでしょう。私たちも神の恵みの契約の民でありながら、かたくなであり、驚くべき罪深さに陥っていないでしょうか。

 モーセがそうであったように、私たちには恵みの契約の仲保者イエス・キリストがおられます。「たとえ罪を犯しても、御父のもとに弁護者、正しい方、イエス・キリストがおられます」(1ヨハ2章1節)。神の右の座におられるキリスト・イエスが、私たちのためにとりなしの祈りをなさっているのです。

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