月刊誌リジョイス 聖書日課 2019年6月10日(月)

使徒7章 悔い改めの恵みに感謝して

ステファノは聖霊に満たされ、天を見つめ、神の栄光と神の右に立っておられるイエスとを見て、「天が開いて、人の子が神の右に立っておられるのが見える」と言った。(使徒7:55-56)

 ステファノは偽証の疑いで逮捕され、最高法院に訴えられます。このようなとき、人は誰でも、身の潔白を主張して反論するはずです。ところが、彼がしたのは神の言葉の説教でした。旧約の救いの歴史を要約して語り、かたくなな心を悔い改めるように招くのです。どちらが被告でしょう。人びとは、かつてのイスラエルとまったく同じように神に反抗し、主イエスを十字架につけ、今また、ステファノまで殺します。

 実に、神に悔い改めるということは、これほどまでに困難な業です。つまり、私たちは自ら悔い改める力をまったく備えていないのです。そのような罪人である私たちが、「悪いのはわたしです」と認め、主の赦しを信じて歩めるのは、まさしく奇跡です。驚くべき恵み、感謝あるのみです。

 さらに、私たちも彼のように、どのようなときでも天を見つめましょう。自分の正当性にではなく、キリストの栄光にのみ関心をもって、「わたしに罪を犯す者をわたしは赦す」と言えるようになりたいと思います。きっと主イエスは、私たちのためにも、スタンディングオベーションしてくださるでしょう。

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