月刊誌リジョイス 聖書日課 2019年6月20日(木)

詩編61編 地の果てから神を呼ぶ

心が挫けるとき
地の果てからあなたを呼びます。
高くそびえる岩山の上に
わたしを導いてください。
あなたは常にわたしの避けどころ
敵に対する力強い塔となってくださいます。(詩編61:3-4)

 3節に「地の果てから」とありますから、この詩編はエルサレムから遠く離れた所から叫ばれた祈りの歌です。「エルサレム」には、神の都、神の平安という意味がありますから、ここには、神の平安・慈しみから遙かに遠い所という意味も込められています。

 この詩人は、その地の果てから、「高くそびえる岩山の上にわたしを導いてください」と、神を呼んでいます。岩山は高くそびえ、彼がいる場所は「地の果て」ですが、確信をもって神へと呼び掛けます。それは詩人が、地の果てからでもイスラエルを何度も救い出してくださった神を深く知っているからです。

 マルタとマリアが愛していたラザロが病のとき、主イエスの到着が間に合わず、ラザロは死にました。命あるうちに来てくださっていたらと嘆く二人に、主イエスは「もし信じるなら、神の栄光が見られると、言っておいたではないか」とお叱りになり、ラザロをよみがえらせました。

 主イエスは、私たちがいかなる状況の中にいようとも、そこでもなお力強く生きていける、喜びに満ちた人生を約束してくださっています。

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