月刊誌リジョイス 聖書日課 2019年7月21日(日)

ルカ10章38-42節 ただ一つ、必要なこと

  

主はお答えになった。「マルタ、マルタ、あなたは多くのことに思い悩み、心を乱している。しかし、必要なことはただ一つだけである。マリアは良い方を選んだ。それを取り上げてはならない。」(ルカ10:41-42)

 主イエスはマルタとマリアの姉妹の家を訪れます。マルタは主イエスと一行をもてなすために奉仕をしますが、マリアはそれを手伝わずに主イエスの話に聞き入っています。マルタは、マリアに注意してくださいと、強い口調で主イエスに訴えます(40節)。

 自分の姉妹に文句があるなら、自分の姉妹に直接言えばいいのです。それをわざわざ主イエスに言うのは、自分の姉妹に何も注意しない主イエスに対する不満もあったということでしょう。まさにマルタは「多くのことに思い悩み、心を乱して」います。そこで、主イエスは言います。「必要なことはただ一つだけである。マリアは良い方を選んだ」。

 もしマルタが、マリアのように喜んで、一心に奉仕しているなら、他の誰がどうであれ、気にも留めなかったことでしょう。奉仕に喜びがないとき、心は乱れ、奉仕をしていない人を批判するようになるのです。そして、喜びで心を満たすには、主の言葉に聞き入ることなのです。

 「必要なことはただ一つだけ」です。そこから、喜んで奉仕をしましょう。

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