月刊誌リジョイス 聖書日課 2019年7月25日(木)

ヨシュア16章 嗣業の土地

  

ヨセフの子ら、マナセとエフライムは嗣業の土地を受け継いだ。(ヨシュア16:4)

 13章以下には、カナンの地がイスラエル12部族それぞれに分配される範囲と境界線が語られています。しばらく続く土地分配表は、今の私たちにとっては退屈なものかもしれません。しかし、自分が受け継ぐ土地があれば真剣に聞くでしょう。ましてイスラエルにとっては重要な意味がありました。イスラエルにとって土地は単なる資産ではなく、神が恵みによって与えてくださった嗣業(賜物)の土地だからです。それは、彼らがもともと所有していたものでも、自分の力で手に入れたものでもありません。神がイスラエルの民のものとして与えてくださったものなのです。神の恵みの賜物として与えられた土地は、大切に守り、親から子へと受け継がれていくべきものでした。

 ヤコブの遺言(創48章)どおり、ヨセフの二人の子、エフライムとマナセはヤコブの息子とみなされ、他の息子たちと同等の分を受けることになりました。その嗣業の地は、ユダヤの最も良い土地でした。神は、ヤコブが12人の子どもたちのために祝福して祈った言葉を、数百年後に成就してくださったのです。

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