月刊誌リジョイス 聖書日課 2019年7月27日(土)

ヨシュア18章 私たちは嗣業の民

  

ヨシュアはイスラエルの人々に言った。
「あなたたちは、いつまでためらっているのだ。あなたたちの先祖の神、主が既に与えられた土地を取りに行くだけなのだ。各部族から3人ずつ出しなさい。わたしは彼らを派遣し、この地方を巡回させ、嗣業の土地の記録を作り、戻って来てもらおう。」(ヨシュア18:3-4)

 ヨルダン川の東のルベンとガド、ユダとヨセフを除いた7部族が、まだ分割地を得ていませんでした。カナン征服の戦いに疲れ、ためらう民に、ヨシュアは主の勝利によってこの地はすでにあなたがたに与えられていると語っています。目に見える現実と、神の約束の御言葉の間で私たちもしばしば尻込みし立ち止まってしまうのではないでしょうか。その中で忘れてはならないのは、私たちに先立って主が戦っておられるということです。

 主が、イスラエルをご自分の民とし嗣業の土地を与えられたように、私たちもまた嗣業の民とされています。聖霊によって主イエス・キリストの救いにあずかり、神の家族の一員として迎えられ、キリストと共同の相続人とされたからです。

 私たちに約束された国は、イスラエルの民の分割地と同じようにまだ現実とはなっていません。しかし、すでに神の赦しと恵みのもとに置かれています。私たちは欠け多く弱い者ですが、主なる神はそのような私たちをあえて選んで信仰に富ませ、嗣業を受け継ぐ民としてくださっているのです。

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