月刊誌リジョイス 聖書日課 2019年8月18日(日)

ルカ12章49-56節 今こそ福音を語る時

  

「偽善者よ、このように空や地の模様を見分けることは知っているのに、どうして今の時を見分けることを知らないのか。」(ルカ12:56)

 主イエスは「わたしには受けねばならない洗礼がある」(50節)という言葉を用いて、ご自身が受難の道を歩まれ、十字架の贖いの業を成し遂げられることを語られました。しかし、この道は皮肉にも、主イエスを救い主と認めない人びとのあざけりの中で成し遂げられました。人の罪を赦すという十字架の贖いが成し遂げられるまで、贖い主をあざける罪の力は止むことがありませんでした。

 これは同様に、私たちが贖い主を信じて罪の赦しが与えられる時にも起こります。しかも、最も親しい間柄である家族の中で、分裂という形で起こります。「父は子と、子は父と」対立するという分裂です。この分裂は今、既に起こっており、主イエスを信じるすべての人びとが、罪の赦しによって魂の平和を得る世の終わりまで、止むことがありません。

 聖書はこのような世の終わりを明確に語っています。それは私たちが明日の天気を知ることができるのと同じくらい明確です。今という時こそ、魂の平和を実現してくださる主イエスの福音を、愛する家族や隣人に伝える時であることを痛感します。

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