ある日、テレビの番組に、何が人生で一番大切なものなのかが分らず、悩んでいる女子高生が出ていました。彼女は答えを求めて小さな島に行き、あるおばあさんを訪ねて、人生で一番大切なものは何かと尋ねました。そのおばあさんが、開口一番、「目に見えるものは結局壊れてなくなっちゃうから、そりゃあ目に見えないものが大事よ」と答えたのを聞いて、わたしは驚きました。パウロも基本的に同様のことを語っています。しかし問題は、目に見えるものが過ぎ去ったその先に何があるかです。わたしたちの一時の軽い艱難は、比べものにならないほど重みのある永遠の栄光をもたらしてくれます。わたしたちは見えるものではなく、見えないものに目を注ぎます。見えるものは過ぎ去りますが、見えないものは永遠に存続するからです。(2コリント4:17-18)