月刊誌リジョイス 聖書日課 2019年10月 6日(日)

ルカ17章1-10節 赦し、信仰、奉仕

  

「1日に7回あなたに対して罪を犯しても、7回、『悔い改めます』と言ってあなたのところに来るなら、赦してやりなさい。」(ルカ17:4)

 きょうの箇所は、つまずかせることへの警告と罪の赦し及び信仰と奉仕についての教訓とによって構成されています。これらの一つ一つが教会という信仰共同体における生活の基本原理です。

 主イエスは弟子たちに、「小さな者の一人」、すなわち信仰の弱い人への特別な関心を持たせて、限りない赦しを教えられます。主イエスは「罪に対する裁き」と「罪人への憐れみ」を区別されます。罪は裁かれなければなりませんが、罪人は主イエスにあって赦されます。求められることは、限りない罪の赦しです。

 主イエスは「7回どころか7の70倍までも赦しなさい」(マタ18章22節)とおっしゃいました。この「7回」も、何回であっても赦すことを求める言葉です。教会は赦しなしには成り立ちません。小さな者の一人への愛と信徒同士の赦し合いこそ「福音に生きる」キリスト者の生き方です。

 赦すことは信仰なしには実現しません。それゆえ、主イエスは「からし種一粒ほどの信仰があれば」とおっしゃって、私たちを励ましてくださいます。たとえ小さな信仰でも、主イエスが私たちに力を与え、増し加えてくださいます。

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