月刊誌リジョイス 聖書日課 2019年11月10日(日)

ルカ20章27-40節 生きている者の神

  

「神は死んだ者の神ではなく、生きている者の神なのだ。すべての人は、神によって生きているからである。」(ルカ20:38)

 人は死んでどうなるのか。このことについて多くの人びとが関心を持っていますが、誰も死んだことがなく、知ることができません。しかし、聖書は信仰者の死と復活についてはっきり語っています。

 主イエスは、復活において「めとることも嫁ぐこともない」とおっしゃって、結婚が地上の人生のための制度であると指摘しておられます。信仰者は、「復活にあずかる者として、神の子」(36節)とされて、地上においてすでに神との永遠の交わり、また主にある兄弟姉妹との交わりに加えられています。地上の結婚はもちろん主の祝福ですが、信仰者は「神の子」とされて、主にある交わりの内にお互いに愛し合うようにされているのです。

 それゆえ、信仰者の死と復活は、その愛の交わりの完成にほかなりません。永遠に生きておられる神が私たちを愛して、私たちを永遠に生かしてくださいます。たとえこの世の人びとがわたしの存在を忘れ去ることがあっても、神はわたしを忘れ去ることがありません。神は、アブラハムの神、イサクの神、ヤコブの神であられるように、わたしの神であられます。

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