月刊誌リジョイス 聖書日課 2019年11月11日(月)

2コリント13章 信仰の吟味を

  

キリストは、弱さのゆえに十字架につけられましたが、神の力によって生きておられるのです。わたしたちもキリストに結ばれた者として弱い者ですが、しかし、あなたがたに対しては、神の力によってキリストと共に生きています。(2コリント13:4)

 カルヴァンは、地上の信者の歩みを悔い改めの連続だと言い表しました。クリスチャンは、自分の力や知恵で救いを得ることも、持続させることもできません。ただイエス・キリストを信じることによってのみ救われるからです。

 パウロは、この手紙の最後で、コリント教会の信者一人一人に対し、再度めいめいの信仰を吟味するように促しています。私たちはキリストの十字架の贖いによって罪を赦され、キリストの復活によって永遠の命を与えられて生きる者だからです。

 聖餐式の式文に、「自分の信仰を吟味して臨むように」と書かれています。自分が主の聖餐を受ける資格や値打ちがあるのかを確認し、大丈夫だと自己診断するのではありません。そうではなく、元々そのような資格などない。むしろそのようなわたしだからこそ、主は憐れんで尊い救いに招き入れてくださったことを思い起こし、感謝するためにほかなりません。いや聖餐にあずかるときだけでなく、信仰の生涯を続ける間、絶えず吟味すべきことでもあるのです。

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