月刊誌リジョイス 聖書日課 2019年11月22日(金)

マタイ23章 父なる神の慈愛

  

「エルサレム、エルサレム、預言者たちを殺し、自分に遣わされた人々を石で打ち殺す者よ、めん鳥が雛を羽の下に集めるように、わたしはお前の子らを何度集めようとしたことか。だが、お前たちは応じようとしなかった。(マタイ23:37)

 主イエスはエルサレムに入城されました。そして律法主義で凝り固まっているユダヤ教指導者などエルサレムの状況を見て、嘆かれました。

 ここでエルサレムと言っておられるのは歴史を通じたエルサレムに住む人々も含みます。彼らは神から自分たちに遣わされた預言者たちを石で打ち殺してきました。神はこれまで何度も民のために預言者を遣わされました。それは、不信仰と背信を繰り返す彼らを悔い改めへと導くためでした。しかし、彼らは悔い改めようとしませんでした。

 そこで、神は御子を遣わされました。御子である主イエスは、悪霊を追い出し、病気を癒し、教えを説き、神の愛を示されました。しかし、多くの民は悔い改めようとしませんでした。主イエスがこの嘆きの言葉を語られたすぐ後、彼らは神の御子である主イエスご自身までも十字架につけて殺してしまったのです。それは私たちの罪の故でもあります。

 そんな罪人さえも、今も神は、親鳥が雛を羽の下に集めるように、御許へと集めてくださいます。その神の愛に応えたいと思います。

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