月刊誌リジョイス 聖書日課 2019年12月 5日(木)

ガラテヤ4章 神の子の自由を失うな!

  

わたしの子供たち、キリストがあなたがたの内に形づくられるまで、わたしは、もう一度あなたがたを産もうと苦しんでいます。(ガラテヤ4:19)

 「この自由を得させるために、キリストはわたしたちを自由の身にしてくださった…。奴隷の軛に二度とつながれてはなりません」(5章1節)。そのことだけが、パウロの願いです。にもかかわらず、「あなたがたのことで途方に暮れている」と無力感に打ちひしがれています(20節)。言葉だけではどうにもならないこともあるのです。

 キリスト者に与えられた自由とは、自分が好き勝手にする自由のことではありません。「アッバ、父よ」と神を呼び求める神の子の自由です(6節)。神に知られている幸せを生きる自由です(9節)。キリストにある人びとをどんな人でも喜んで愛する自由です(14節)。

 反対に、世の価値観に支配されること、形だけの信仰生活、この世の地位や名誉で人を判断すること、要するに福音を失った魂をパウロは「奴隷」と呼ぶのです。

 ああ、私たちは何と容易く自由を失って奴隷状態に戻ってしまうことか。何は無くとも毎日が喜びであった無邪気な子どもの心を、何とすぐに失ってしまうことか。私たちの内に、再びキリストが形づくられますように!

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