月刊誌リジョイス 聖書日課 2019年12月12日(木)

エゼキエル23章 オホラとオホリバ

  

主の言葉がわたしに臨んだ。「人の子よ、かつて二人の女性がいた。彼女たちは同じ母の娘であった。…彼女たちの名は、姉はオホラ、妹はオホリバといった。彼女たちはわたしのものとなり、息子、娘たちを産んだ。彼女たちの名前であるオホラはサマリア、オホリバはエルサレムのことである。」(エゼキエル23:1-2,4)

 神は、とても長いたとえを語られます。二人の娘、オホラとオホリバの話です。この二人の娘は、分裂した北イスラエル王国と南ユダ王国を表しています。北イスラエル王国の都はサマリアであり、南ユダ王国の都はエルサレムです。

 北イスラエル王国は、アッシリヤによって滅ぼされました。それまでの王たちは、一度も、偶像礼拝をやめることはありませんでした。北イスラエル王国がアッシリヤによって滅ぼされた後も、南ユダ王国は残っていました。これまで北イスラエル王国がやってきたことを南ユダ王国は見ていました。それにも関わらず、南ユダ王国はまったく同じ道をたどっていったのです。

 旧約聖書は、神と神の民との関係を、結婚にたとえています。同じように新約聖書も、キリストと教会との関係を結婚にたとえています。どちらも、神と私たちとの関係が契約に基づいた、人格的な愛の交わりだからです。

 神との関係を裏切り、神を悲しませたオホラやオホリバのようにではなく、キリストの花嫁である教会の一員として、神との契約を大切に守りましょう。

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