月刊誌リジョイス 聖書日課 2020年2月18日(火)

ルカ12章13-21節 本当の命綱

  

こう自分に言ってやるのだ。「さあ、これから先何年も生きて行くだけの蓄えができたぞ。ひと休みして、食べたり飲んだりして楽しめ」と。』しかし神は、『愚かな者よ、今夜、お前の命は取り上げられる。お前が用意した物は、いったいだれのものになるのか』と言われた。」(ルカ12:19-20)

 バンジージャンプをしたら紐が切れて落ちてしまった。そういう衝撃的な映像をテレビで見たことがあります。この人の命綱は役に立ちませんでした。

 役に立たない命綱は危険です。愚かな金持ちは、自らが持っている多くの財産を自らの命綱としています。それに信頼し、安心しきっています。19節の「ひと休みして」という発言に、それが表れています。しかし、死を前にして、財産という命綱は何の役にも立ちませんでした。この役に立たない命綱に信頼しきっていたところに、この金持ちの愚かさがあります。

 それでは、どのような命綱に信頼すれば、私たちは真の安心を得てひと休みできるのでしょうか。主イエスはその答えを私たちに示してくださっています。

 「すべて疲れた人、重荷を負っている人はわたしのもとに来なさい。わたしがあなたがたを休ませてあげます」(マタイ11章28節、新改訳2017)。

 主イエスこそ、安心できる命綱です。決して切れることはありません。このお方が、今日も私たちを御もとに招いてくださっています。

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