月刊誌リジョイス 聖書日課 2020年2月19日(水)

ルカ13章6-9節 実を結ぶための配慮をいただいて

  

「御主人様、今年もこのままにしておいてください。木の周りを掘って、肥やしをやってみます。そうすれば、来年は実がなるかもしれません。もしそれでもだめなら、切り倒してください。」(ルカ13:8-9)

 実のならないいちじくの木。これは主イエスの言葉を聞くすべての人に関係します。3年もの間、このいちじくの木は実を結びませんでした。したがって、切り倒すという判断は当然です。神の裁きを前にして、誰もが切り倒されて当然なのです。

 しかし、園丁の執り成しによって、もう1年猶予が与えられました。期間だけではありません。この期間に、園丁によって肥料があたえられるのです。これは、3年間実を結ぶことのできなかったいちじくの木が、今度は実を結ぶことができるようになされる特別な配慮です。

 いま私たちが過ごしている時間は、このたとえでいう猶予期間にあたります。この期間には限りがあります。明日、この期間が終わってしまうかもしれません。しかし、私たちがこの限られた期間に実を結ぶことができるよう、園丁である主イエスがあらゆる配慮をなしてくださっているのです。主イエスの十字架の死もそのためでした。神は私たちの結ぶ実を心待ちにしてくださっています。主イエスの恵みへの感謝の応答という実を、きょう、このときから結ぼうではありませんか。

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