月刊誌リジョイス 聖書日課 2020年3月 6日(金)

箴言27章 叱ることもまた愛

  

あらわな戒めは、隠された愛にまさる。
愛する人の与える傷は忠実さのしるし
憎む人は数多くの接吻を与える。(箴言27:5-6)

 人を叱るのも叱られるのも苦手な今の時代です。しかし、叱ってくれる人が周りにいないのは不幸なことではないでしょうか。特に子どもたちの成長には欠かせません。本気で叱ってくれる大人に出会ったとき、子どもたちは確かに信頼できる人が身近にいることを覚えて、涙を流しながらではあっても心に安心を覚えるのではないでしょうか。

 心だけで愛することも、表向きだけの愛情表現も、どちらも真実の愛には足りないと御言葉は語ります。隣人のありのままの姿を見て、その人に誠実に接しようとするならば、時には「それではいけない」と言わなければならないこともあるでしょう。そうした言葉の真実が互いの信頼関係を築いてくれます(17節)。

 聖書を通してお語りになる神もまた、時に厳しい言葉で私たちを叱られます。主イエスも弟子たちを叱ることがありました。それは、私たちに対する神の忠実さの表れであることを私たちは疑いません。私たちはそれによって自分の罪を知り、悔い改めて、神の恵みのもとへと帰ることができます。

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