月刊誌リジョイス 聖書日課 2020年3月15日(日)

ヨハネ3章1-17節 新たに生まれなければ

  

イエスは答えて言われた。「はっきり言っておく。人は、新たに生まれなければ、神の国を見ることはできない。」(ヨハネ3:3)

 きょうは、主イエスとニコデモという人との間にあった出来事からです。主イエスはニコデモの心の中をよく知っておられたのだと思います(2章25節)。人目を避けるようにして、夜、主イエスのもとに来たニコデモに対して、開口一番に話されたのが上記の御言葉でした。

 ここで言われている「新たに生まれる」の「新たに」という言葉は、「もう一度母の胎に戻って生まれ直す」ことを意味するのではありません。全く新しくされる、これまでの生き方と全く異なる生き方ということを意味しています。これまで神と共に生きてはいなかった者が、神によって、聖霊の力によって「新しい存在としていただいて」生き始めるという意味です。

 ここから教えられるのは、「新たに生まれる」とは、全く神の恵みの御業だということです。自分に足らないところを何か神に補っていただいて歩むのでは「全くない」。これまでとは全く質の違う、神に全てを委ねた、神の子としていただいた歩みをしていくということです。

 レントの時、主によって新しくされている喜びに生きたく思います。

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