月刊誌リジョイス 聖書日課 2020年7月 3日(金)

ヘブライ8章 御子によって新しい契約を結ばれる神

  

神は「新しいもの」と言われることによって、最初の契約は古びてしまったと宣言されたのです。年を経て古びたものは、間もなく消えうせます。(ヘブライ8:13)

 イスラエルの民は、神との間に契約を結んでいました。しかし、神は、新しい契約を結ぶと宣言なさいました。

 古い契約に欠けていたのは、その内容についてではありません。その本質である、「わたしはあなたたちの神となり、あなたたちはわたしの民となる」という点は初めから少しの変更もありません(出6章7節、レビ26章12節等)。問題は、契約の当事者である神の民が、人間の肉の弱さゆえに、その契約を守り通すことができなかったことにあります。

 そこで神は、驚くべき恩恵の御業を行われました。神は、御子キリストを罪深い肉と同じ姿でこの世に送り、十字架の上に犠牲にするまでして、私たちを永遠の破滅から救い出そうとしてくださいました。「これは、多くの人のために流されるわたしの血、契約の血である」とキリストが宣言されたときに制定された新しい契約です(マコ14章24節)。そして、この新しい契約に私たちを招いてくださっています。

 その尊い招きに感謝をもって応答いたしましょう。私たちは罪の完全なる赦しが約束された者なのですから。

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