月刊誌リジョイス 聖書日課 2020年7月10日(金)

ホセア1章 神の愛を示す預言者

  

主はホセアに言われた。
「行け、淫行の女をめとり
淫行による子らを受け入れよ。
この国は主から離れ、淫行にふけっているからだ。」(ホセア1:2)

 預言者ホセアは、北イスラエルのヤロブアム二世の晩年から北イスラエルがアッシリアに攻め滅ぼされた時代にかけて遣わされた預言者です。神はイスラエルの人びとをエジプトから助け出し、土地を与えて繁栄へと導かれました。その彼らが生ける神を捨てて、偶像と貪欲に心を奪われる姿に、神は悲しまれます。そこで、預言者を遣わし、悔い改めを宣べ伝えさせました。

 しかし、ホセアの場合、言葉だけでなく、彼自身の結婚生活を通しても深い神の愛を示すことが求められました。ホセアは、その神の言葉に従います。それは私たちの理解を超えていることかもしれません。「行け、淫行の女をめとり、淫行による子らを受け入れよ」という命令だったからです。その理由は「この国は主から離れ、淫行にふけっているから」と語られています。

 ホセアは、神の言葉に従いました。ホセアと淫行の妻ゴメルの夫婦関係は神とイスラエルの民との関係を示しています。神は、偶像と貪欲に心を向けて神から離れた民を愛されます。ホセアは、その神の愛を言葉と行動で示しました。

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