月刊誌リジョイス 聖書日課 2020年9月15日(火)

エレミヤ49章 誇るべき知恵

  

エドムに向かって
万軍の主はこう言われる。
テマンには、もはや知恵がないのか
知者たちの策略は尽きたのか
彼らの知恵は消えうせたのか。(エレミヤ49:7)

 アンモン人、エドム、ダマスコ、ケダルとハツォル、エラムについての主の審判の預言が語られます。

 エドムは、イスラエルの先祖ヤコブの兄エサウの子孫であり、モアブの南方に住んでいました。イスラエルがカナンに入国する際には、彼らに戦いを挑んではならないと命じられていました(申2章4〜6節)。しかし、イスラエルとは絶えず敵対関係にあり、ユダが滅亡した時には、エドムはバビロンに加勢しました。

 「テマンには、もはや知恵がないのか…」。テマンの住民は知恵者で有名であり、デダンは商業都市として知られ、それを誇りとしていました。知恵と産物に恵まれたエドムに対して主は審きを下されます。知恵が悪いというのではなく、主なる神を認めないこと、知ろうとしないことが理由です。

 私たちにとって、真の知恵とは、主を知ること、畏れることです。「知恵と知識の宝はすべて、キリストの内に隠れています」(コロ2章3節)。私たちが誇りとすべきは、私たちの罪のために十字架にあげられた主イエス・キリストだけです。

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