月刊誌リジョイス 聖書日課 2020年9月17日(木)

エレミヤ51章 その中から出よ

  

わが民よ、その中から出よ。
おのおの自分の命を救え
主の激しい怒りを逃れて。(エレミヤ51:45)

 バビロンは、繁栄と豊かさを誇り、エルサレムと神殿を滅ぼしました(王下25章)。その罪に対して神は報復されます。「わたしはバビロンに外敵を送る」(2節)。神は、かつて諸国を裁くためにバビロンを神の鎚、武器として用いられました(20節)。イスラエルとユダは、神に背いて捕囚となりましたが、神に見捨てられてはいませんでした。70年の屈辱を味わわせたのち、神は彼らを顧み、契約を守り、彼らがカナンに帰ることを許されました。

 神はバビロンを裁き、滅ぼすためにペルシアの軍勢(メディアの王たち)を起こさせます。神はバビロンを撃たれるとき、ご自分の民がバビロンと共に滅びることがないように「バビロンの中から出て、おのおの自分の命を救え」と命じられます(45節参照)。イスラエルにとってこれは、第二の出エジプトとしての解放です。

 私たちも、神に背き自分を第一として生きている限り、待っているのは死と滅びです(ロマ6章23節)。そこから逃れ、主イエス・キリストに頼るとき、罪の奴隷からの解放と、永遠の命が約束されているのです。

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