月刊誌リジョイス 聖書日課 2021年1月10日(日)

マタイ2章1-12節 メシアとしてこられた主イエス

  

『ユダの地、ベツレヘムよ、
お前はユダの指導者たちの中で
決していちばん小さいものではない。
お前から指導者が現れ、
わたしの民イスラエルの牧者となるからである。』(マタイ2:6)

 主イエスのご降誕は旧約の預言を成就する出来事であり、メシア(救い主)が地上に来られたということです。

 そのことで、ヘロデ王は不安を抱きました。自分の王としての権威が脅かされると思い、彼は主イエスを殺そうと計略を立てました。

 他方、祭司長や律法学者たちは旧約聖書をよく知り、旧約の伝統の中に生きていましたが、イスラエルの牧者として来られたメシアを知りませんでした。

 しかし、神は、この地に救い主が来られたことを、東方の占星術の学者たちによるベツレヘム訪問によって、世界中に示されました。救い主としてご降誕されたイエス・キリストへの賛美と礼拝が、異邦人によってささげられたのです。

 主イエスのご降誕は、世の中の人びとを二つの群れに分けます。一方は、主イエスを救い主として迎える人びと、もう一方は、不信感をもって主イエスを退ける人びとです。この二つだけで、中間的立場はあり得ません。

 どのような状況であれ、「主イエスは救い主である」という告白だけが真実で、イエスを救い主として迎える人は救われるのです。

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