月刊誌リジョイス 聖書日課 2021年1月11日(月)

サムエル下7章 神の約束は広く、長く、あなたにまで届く

  

「万軍の主、イスラエルの神よ、あなたは僕の耳を開き、『あなたのために家を建てる』と言われました。それゆえ、僕はこの祈りをささげる勇気を得ました。主なる神よ、あなたは神、あなたの御言葉は真実です。あなたは僕にこのような恵みの御言葉を賜りました。」(サムエル下7:27-28)

 戦いと戦いの狭間にもたらされた平和な一瞬間。ダビデの心には「安らぎ」(1節)と共に浮かんでくることがありました。それは、主のために神殿を建設したいということです。主への畏れと感謝が適切にあらわされた家を造ること。そこに、ダビデは王としての自分の仕事を見ました。

 が、それはあなたの仕事ではない。ダビデはすぐに自分の願いを阻む主の言葉を聞かなくてはなりませんでした。それでいて、その言葉は「恵みの御言葉」だったのです。「主があなたのために家を興す」(11節)。主がその家を「あなたの身から出る子孫」(12節)によってとこしえに堅く据える。主のためにと願ったダビデは逆に、主があなたのためにという約束を受けることになります。ダビデの視界に主の祝福が広がります。それは彼の子ソロモンへ、さらにその先へと広がっていくものでした。ダビデはその約束の先、救い主がもたらす安らぎの時代にまで思いを向けられたでしょうか。

 その安らぎが、きょう、あなたに届くことを祈ります。恵みの言葉を通して。

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