月刊誌リジョイス 聖書日課 2021年1月17日(日)

マルコ1章4-11節 洗礼を受けられた主イエス

  

イエスは…ヨルダン川でヨハネから洗礼を受けられた。水の中から上がるとすぐ、天が裂けて“霊”が鳩のように御自分に降って来るのを、御覧になった。(マルコ1:9-10)

 洗礼者ヨハネの働きは、主イエスによってなされる救いの御業の始まりを知らせることにあります。それは、荒れ野で罪の赦しを得させるための悔い改めの洗礼を人々に授けることです。ヨハネは、悔い改めの洗礼を受けた人々が、後から来て聖霊で洗礼をお授けになる主イエスのもとに導かれることを願いました。

 そこに主イエスが来られ、ヨハネから洗礼を受けられます。それによって、御子の贖いの御業が始まりました。主イエスは罪のないお方ですから、本来、悔い改めて洗礼を受ける必要はありません。しかし、主イエスはへりくだって洗礼を受けてくださいました。これは、ご自身を私たち罪人と結び合わせ、身代わりとなってくださることを指し示しています。こうして、主イエスは、多くの人びとのための救いの御業を始められました。

 かつてエジプトで苦役を課せられていたイスラエルの民は、モーセに導かれてエジプトを脱し、約束の地カナンに入りました。そのように、私たちはメシアであられる主イエスによって御国に入れられます。

 この主イエスを信じることによって、私たちは救われた者として生かされるのです。

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