月刊誌リジョイス 聖書日課 2021年3月12日(金)

ヨブ8章 神に訴えるヨブ

  

いつまで、そんなことを言っているのか。
あなたの口の言葉は激しい風のようだ。(ヨブ8:2)

 ヨブの言葉を聞き、ビルダドは、「激しい風のようだ」と言いました。止めどなく湧き出る強い口調から、ヨブの苦悩が伝わってきます。

 「試練の時、ヨブ記に慰められました」と言う方がいました。試練は、父なる神の御計画であり、出口も必ず用意されていると信じてはいても、耐え難い痛みや悲しみに呻くとき、ヨブがその思いを代弁してくれるからです。

 ヨブは神を「あなた」と呼び、思いの丈をぶつけました(7:17,20-21)。ここに、私たちは助けと慰めを見出します。

 「いつくしみ深き」と同じメロディの、聖歌607番「罪とがをにのう(担う)」の2節を味わいたいと思います。

「試みの朝
 泣き明かす夜
 気落ちせずすべて
 打ち明けまつれ
 我らの弱きを
 知れる君のみ
 我らの涙の
 源を読みたもう」©中田羽後(教文館)

 主イエスは、私たちの涙の源、流れ来る所をご存じで、私たちが御もとに来るのを待っておられます。

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