月刊誌リジョイス 聖書日課 2021年3月22日(月)

ヨブ9章 仲裁者を求めるヨブ

  

あの方とわたしの間を調停してくれる者
仲裁する者がいるなら
わたしの上からあの方の杖を
取り払ってくれるものがあるなら
その時には、あの方の怒りに脅かされることなく
恐れることなくわたしは宣言するだろう
わたしは正当に扱われていない、と。(ヨブ9:33-35)

 すべてを失ったヨブに残されたものは、「わたしの僕ヨブ」と親しく呼んでくださる神との関係でした(1章8節)。しかし、それならば何故、このような苦難に遭わなければならないのか。今や自分は、神の敵とみなされているのではないか。ヨブは、神が沈黙を破って現れ、「共に裁きの座に出ること」を願います(32節)。けれども到底、ヨブ一人で、神の御前に立つことはできません。傍らに立って執り成してくださる「仲裁する者」がどうしても必要なのです。

 しかし、今、「わたしたちには、もろもろの天を通過された偉大な大祭司、神の子イエスが与えられているのですから、わたしたちの公に言い表している信仰をしっかり保とうではありませんか。この大祭司は、わたしたちの弱さに同情できない方ではなく、罪を犯されなかったが、あらゆる点において、わたしたちと同様に試練に遭われたのです。だから、憐れみを受け、恵みにあずかって、時宜にかなった助けをいただくために、大胆に恵みの座に近づこうではありませんか」(へブ4章14〜16節)。

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