月刊誌リジョイス 聖書日課 2021年3月23日(火)

ヨブ10章 命と恵みの約束

  

わたしに命と恵みを約束し
あなたの加護によって
わたしの霊は保たれていました。(ヨブ10:12)

 ヨブは、愛を込めて丹念に自分を造り、命と恵みを約束してくださった神を知っています。変わらぬその約束の内に、わたしの魂は守られ、保たれてきたのだと。しかし今、神はわたしの過ちに目を留めて、裁きと苦役を課す御方に変わってしまった、わたしは赦されることのない怒りの子になってしまったのではないだろうかと、思い巡らします。

 厳しい試練と神の沈黙のゆえに、神の愛と恵みの約束への疑いが生まれ、神に憎まれている「わたしなど、だれの目にも止まらぬうちに死んでしまえばよかったものを」と、ヨブは存在の意味さえも見失ってしまったのです(18節)。

 主イエスも、荒れ野で試みに遭いました。そのとき、御言葉を盾にサタンと戦い、勝利されたのです。苦難のゆえに恵みの約束を忘れそうになるとき、私たちも主の御言葉に立ちましょう。

 「恐れるな、わたしはあなたを贖う。あなたはわたしのもの。わたしはあなたの名を呼ぶ」(イザ43章1節)。

 神が与えてくださった命と恵みの約束の内を、きょうも歩んでいきましょう。

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