月刊誌リジョイス 聖書日課 2021年4月 2日(金)

ヨハネ19章29-30節 十字架上の第六のことば-勝利-

  

イエスは、このぶどう酒を受けると、「成し遂げられた」と言い、頭を垂れて息を引き取られた。(ヨハネ19:30)

 もしも、もしもこのとき、「成し遂げられなかった」と主が嘆きの内に言われたのなら、私たちはどうなっていたでしょうか。ちょっと考えてみましょう。

 そのとき私たちは、平安を失い、真っ暗闇に閉じ込められ、そして、恐怖と絶望の足かせをはめられます。なぜなら、主の救いの御業は未完成に終わってしまい、誰も完成に至らせることはできないからです。私たちに向けられた聖なる御怒りは、もはや次の世においても取り去られることがありません。永久刑罰だけが待っているのです。

 私たちの主は、何という大いなる御業を成し遂げてくださったことでしょう。救いの御業は完璧に成し遂げられ、一つの欠けもありません。それ故、信じ受け入れるなら、このわたしも罪の赦しと永遠の命を受けるのです。

 主はご自分の命に代えて、私たちのために、天の祝福の門を開いてくださいました。主は、十字架の苦難にも負けない、そして苦難の中で御業を成し遂げられたまことの勝利者です。

 それ故、主イエスを信じる私たちも世に勝つ勝利者となったのです。

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