月刊誌リジョイス 聖書日課 2021年4月 5日(月)

ヨハネ20章3-8節 主イエスの復活を信じる

  

そこで、ペトロとそのもう一人の弟子は、外に出て墓へ行った。…イエスの頭を包んでいた覆いは、亜麻布と同じ所には置いてなく、離れた所に丸めてあった。それから、先に墓に着いたもう一人の弟子も入って来て、見て、信じた。」(ヨハネ20:3,7-8)

 御使いから主イエスが復活されたことを聞いたマグダラのマリアたちは、このことを弟子たちに報告しました。

 弟子たちにとって驚くべき報告でしたが、ペトロとヨハネは墓へと向かいました。墓の中の光景は、遺体を巻いた包帯のような亜麻布が置いてあること、主イエスの頭を包んでいた覆いが置いてあったことです。それぞれが離れたところに置いてありました。しかも単に置いてあったのではなく丸めてあったのです。明らかに何者かの手が加わっています。これらが別の所に置かれ、遺体も無くなっている。この状況は、亜麻布を巻かれていた者自身が、頭の覆いと亜麻布を捨て去り、そこから移動したことを物語っています。ペトロとヨハネはとても驚いたことでしょう。まだ事態が飲み込めずにいます。それでもヨハネは、「見て、信じた」のです。

 私たちは聖書の全てを理解しているわけではありません。主イエスの復活の現場も見ていません。それでも、復活の主イエスを信じられます。このお方の愛を感じ、その中に生かされたいと願うとき、すべてがわからなくても、信仰は芽生えていきます。

Copyright (C) 2021 RCJ Media Ministry All Rights Reserved.